歯の形と歯の根っこ!
投稿日:2018年4月16日
カテゴリ:未分類
こんばんは!
トリートメントコーディネーターの仲村です!
暖かくなってきて、過ごしやすくなりましたね
新しい事が始まる時期でもあり、わくわくしますね!
本日は、歯の形と根っこのお話です。
歯の形や根っこは部位によって違います!
歯根の形
お口を開けてみると、
お口の中の歯は、このように並んでいます。
前歯、犬歯、小臼歯、大臼歯という順番でならんでいます。
では、歯の根っこはどうでしょうか?
歯の根っこは普段は顎の骨に埋まっており、更に歯肉が被っています。
ですが、その下には上の画像のように足のような根っこがあります。
前歯は、1本の根っこ
小臼歯は、2本の根っこ
大臼歯は、2~4本の根っこがあります。
実際には下のような画像に写っているような形です。
何故歯によって歯の根っこと根管の数が違うのでしょうか?
そして、根管の太さ、長さ、形態も千差万別なのでしょうか?
すべての歯が同一であったなら、根管治療もさぞかし簡単に合理化ができ、歯の治療も短期間で完了することでしょう。
歯の根っこの形には、単根と複根があります。
それぞれについてお伝えしていきます。
①単根
内エナメル上皮細胞によって誘導され、未分化間葉細胞より分化して配列したものと考えられている象牙芽細胞が、象牙質を形成し始めると、内エナメル上皮は、互いに近接して密着するようになります。
このような部位を上皮鞘、あるいは根鞘と呼びます。
最初の接合部が将来のエナメル質、象牙境となります。将来、歯冠部となる部位の内エナメル上皮はエナメル質を形成しますが、外エナメル上皮と癒着するとエナメル質形成が停止し、内側に増殖して、上皮隔膜を形成します。
歯乳頭部、上皮鞘の内側の細胞増殖部に象牙芽細胞が出現して象牙質を形成するようになると、上皮鞘は歯小襄の結合組織によって分断されて、上皮遺残となります。
さらに、上皮鞘を分断した結合組合組織細胞が象牙質に近接して、セメント芽細胞に分化して、セメント質を形成するようになります。
象牙質の形成とセメント質の添加が進行するにしたがって、歯の形態が整っていくのです。
②複根
複根の発生は、基本的には単根と同じですが、上皮鞘が伸びて上皮隔膜を形成した後、歯根の数に応じて隔膜が突起を出して相互に癒着することによ歯の根っこの根管口部が形成されるとされています。
上顎の大臼歯では3つの隔膜部より突起が形成され、下顎の大臼歯では、2つ形成されているのが一般的ですが、例外もあります。中には歯の根っこが4つある場合もあります。
また、上顎と下顎とで、歯の根っこの数が違うのは、上顎は重力によって落ちてこないように3つになったと言われることもあるようですが、真実は不明です。
こういった例外に、歯内療法家はとても苦しまされているようです。
歯冠と歯の根っこの接合部が歯頸部の形成が終了した後も、さらに、歯の根っこは分離して、あるいは歯の根っこの内部で根管が1~2個、場合によっては3個も形成されます。
このようなことが起こらなければ、歯の治療は楽になり、歯の寿命ものびることでしょう。
歯の根っこ、および根管の形成過程では、癒着不全や脈管の通路の残存などが生じ、髄床底、根管壁、根尖孔部に種々な形態をあらわします。
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尖端が尖った形をしている歯ブラシです!
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歯の形によって様々なケア方法が必要な場合がありますので、これを機に是非使ってみて下さいね!
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