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【歯が痛い】歯の神経を抜く場合の鎮痛方法について解説

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カテゴリ: 歯科コラム 虫歯・歯周病ケア

トリートメントコーディネーターの仲村です。

本日は、歯の根っこの治療についてのお話です。

歯の根っこの治療は、長く時間がかかることから、痛みが治まったから大丈夫と

症状が治まった後歯科医院に足が向かなくなってしまう・・・なんて事ありませんか?

歯の根っこの治療は、その歯にとっては最終手段のようなものです。

痛みが治まったから大丈夫、とは思わず、被せ物を被せるまで、

きちんと通い、生涯自分の歯でお食事をしましょう。

 

歯の神経の処置を前提とした歯髄の鎮痛方法は?

このような治療は、特別な場合以外行わない。

最も多い適応症は、種々な麻酔を行っても、抜髄処置を完全に行う程、麻酔効果が得られない場合です。

これらの症例を詳細に検討すると以下のようになります。

 

露髄しているか、露髄していないかが問題となります。

一般には露髄をすると、歯髄腔内の内圧は低下して自発痛は消失しますが、消失しない場合もあります。

このような症例では、まず、う窩を可及的に清掃後、う蝕象牙質を除去します。

露髄部を閉鎖している物質を除去します。

これだけの処置で自発痛が消失することもあります。

露髄を確認後、その部に5%ヨードチンキの小球綿を置き、さらに、その上にサンダラック綿球を軽く載せて、歯髄腔の開放療法を行う。

決して露髄部を気密に封鎖する処置を行ってはいけません。

自発痛が消失しない症例には、鎮痛剤を投与し、歯髄の急性症状が一段落するまで、患者さんの苦痛を緩和する。数時間後には、大方の症例の自発痛は消失します。

 

最近、このような症例にレーザー照射法や磁気治療法を行うと、即座に、自発痛が消失することが判明しつつあります。

近い将来には、このような難治疾患の治療も容易になっていくでしょう。

露髄がなく、自発痛を伴う症例が、これらの中で最も頭がいたい。

病理組織学的には、急性漿液性歯髄炎、あるいは初期の急性化膿性歯髄炎に相当します。

しばしばこの疾患は、急性症例が消失するまで、患者には大変申し訳ありませんが、辛抱してもらう以外に良い方法はありません。

極力、痛みを緩和したり、歯の神経の急性症状を鎮痛消炎させるために、フェノール・カンファー、ユージノールなどをう窩に貼薬します。

 

さらに、レーザー照射、磁気治療を併用したり、鎮痛剤を投与したりします。

鎮痛剤投与のときには、薬疹や睡眠作用について検討し、適切な支持を与えることがとても大切です。

車を運転する患者さんには、とくに注意を呼びかけます。

最近では、予約制度や外来患者さんの減少によって、局所麻酔下で直接抜髄すべき症例でも、姑息的な鎮痛消炎法を行って、治療時間を短縮させるようなことは少なくなってきています。

 

歯の神経の悪い部分を除去する方法は?

病巣が体のどの部位に、どれくらいの大きさで存在するのか、正確に把握できたならば、診断と治療がどんなに楽になることか、これは、一昔前までは夢でした。

人間の体を輪切りにして観察する方法です。

X線コンピューター断層撮影装置(XCT:X-ray Computed Tomograpy)として実用化されました。

この機器の開発は、人類にとって多大の貢献をもたらすものでした。

根管の数や、状態を観察することが可能です。

 

歯の神経の悪い部分の診断がまだ難しいこと、さらに歯の歯髄腔は、歯間部が広く、髄角が突出していること、また、歯間部より歯根部に移行する部位が狭窄していることなどから、どの部位で歯髄を切断することが最も技術的に良い方法であるのかが問題となる。

現在のところでは、髄角部の掻爬術と歯冠と歯根の移行部である根管口部で歯の神経を切断して、健康な部分のみをのこすようにしている。

この方法を生活歯髄切断法と呼んでいます。

現在はほとんど応用されていませんが、歯の神経を凝固壊死の状態ふぇ保存する失活歯髄切断法という方法もあります。

歴史的には、失活歯髄切断法の方が古く、生活歯髄切断法は精力的に研究が行われ、術式や臨床成績が確立されています。

 

この治療法の利点ですが、施術が直視直達下で行えるので確実です。

治療回数が短縮でき、偶発事故が少ない、根尖部歯周組織を障害することがありません。

失敗した場合には、次の処置法として抜髄法を適応していきます。

さらに、本法の利点として忘れてはならない事項として、根尖孔未完成歯に応用すると、根尖孔が生理的に形成されることをあげることができます。

 

それでは、どのような症例に応用するのか、考えてみましょう。

髄角部の一部除去療法については、治療法が確立されていないので、根管口部で切断する方法についてご説明すると、本法の特色より、最低条件として、歯根歯髄は健康でなくてはなりません。

以上の理由から、健康歯髄、歯髄充血、急性一部性漿液性歯髄炎、慢性潰瘍性歯髄炎、一部性化膿性歯髄炎、歯間部に限局した慢性閉鎖性歯髄炎などが思い浮かべられることと思います。

現実には、潰瘍性、化膿性、閉鎖性、歯髄炎は特別な場合以外には行いません。

特別な場合とは、根尖孔未完成歯の症例です。

健康歯髄を何故、何でもないのに生活断髄するのか、あるいは歯髄の鎮痛、消炎療法の覆髄処置でも良い症例を生活断髄するのか、不思議に思う人も居ると思うので、少し説明をします。

補綴学的理由、例えば対合歯を失った提出歯、橋義歯の支台、歯冠の崩壊が大きいなどの理由で抜髄するのが適当である場合に、それたの症例を検討したところ、根管が強く彎曲しているために抜髄法の適応症でないと判断されたときに、また根未完成歯の症例などにも応用します。

 

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