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【高齢者の歯周病治療】80歳で20本が目標!健康な歯を維持するための治療方針

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カテゴリ: 歯科コラム 虫歯・歯周病ケア

こんにちは、受付の滝本です。

あっという間に2月も半ばになり、冬季オリンピックが始まりました。

毎日、選手たちの活躍を緊張とともにテレビ観戦しています!

皆様もみてますでしょうか?

平昌はかなりの極寒と言われていますが、日本もまた来週雪マークが予報されて、

まだまだ風邪、インフルエンザには注意が必要ですね。

寒暖差が激しい一週間となりましたので、体調管理には十分に気を付けたいものです。

 

前回は小児の歯周疾患に関してお話させて頂きました。今回は高齢者の歯周疾患の治療に関してお伝えさせて頂きます。

今では人生80年、90年、はたまた100年という時代になっております。厚生省では80歳で歯が20本存在することを目標としています。しかし、実態調査では40歳以後に歯の喪失が急増しているのが現状です。何が原因で歯を喪失してしまうのか?その原因としてもっとも重視されているのが歯周疾患です。それにもかかわらず高齢者の歯周治療は困難とされ、現在の健康保険診療下ではいまだ十分な検査や処置が行われていません。これから急激に増えていくことが予想される高齢者の歯周治療の注意点などをまとめておつたえさせて頂きます。

 

~高齢者の歯周組織の特徴と治療の基本~

口腔内の老化現象は顎骨や歯槽骨の形成力の低下、咬耗、歯髄腔の狭小などが生じてきます。歯肉の退縮は老化の特徴とされてきましたが、若いときから健康を維持すれば退縮は少なく、維持されます。高齢者は老化による細胞活性や免疫力の低下など条件の悪化が生じていますが、歯周組織の治癒力が著しく低下することは少なく、歯周治療の基本は一般成人と同じです。

●全身状態の把握

高齢者の多くの方は何らかの全身疾患をもっています。このことは治療に際して非常に重要になってきます。歯周外科や抜歯が適応できるかどうかは治療計画を大きく左右しますので、患者さまとしっかりお話をさせて頂き全身疾患を把握したうえで、治療を進めていきます。

~高齢者の口腔清掃~

細菌感染に対する抵抗力すなわち免疫力が低下している高齢の方の口腔の健康を考えた場合、成人以上に口腔清掃指導と管理が重要になってきます。現在60歳を超えると、1人平均10本以上の欠損があり、歯の欠損と補綴物の増加は清掃しにくい口腔環境をつくっています。したがって、欠損部の隣接面や義歯の清掃指導など、患者様それぞれの口腔内の状況に応じて最も適した清掃法を指導し、さらに清掃を大きく障害する修復物や補綴物は必要に応じて形態を修正いたします。

高齢の方には電動歯ブラシの使用もおすすめです。たとえば手の運動障害がある場合は、電動歯ブラシを両手で持ち、肘をテーブルにのせてささえると、かなり高いレベルの口腔清掃が可能となります。

まずは自分自身の口腔内がどうなっているのか現状を把握し、楽しい食生活や会話を継続するためには口腔清掃がきわめて重要です。

全身疾患を考慮して、できるだけ単純な清掃しやすい補綴処置をすることで、咬合性外傷や炎症を防いでいきます。

若い時代に正しい口腔清掃の知識とテクニックを身につけておけば、高齢になってもマイナーチェンジで対応することができます。その意味でも、若い時代から正しい口腔清掃を身につけることはきわめて重要です。

当クリニックでは歯周病の治療および、予防歯科も実施しております。

少しでも気になるところがあればぜひ一度受診して頂くのをおすすめ致します。

また、いったん治療が終了しても定期的なメインテナンスが大切です。

一生自分の歯で、楽しい食生活を過ごせるように定期的に検診をうけることをおすすめします。

 

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