歯を白くする方法。ホワイトニングのこんなときどうする?
投稿日:2017年8月22日
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歯のホワイトニングには症状によって様々な方法があります。
そこで今回は歯のクリーニングと、白くする施術について、
よく伺うご質問にお答えさせて頂きます。
- Q1-歯の色が気になります。削らずに白くする方法はありますか?
- A1-歯についた着色を取り除くクリーニング(PMTC)、
- 薬剤を使って歯自体を白くするホワイトニング、
- 歯に希望の色を塗布して歯を白くする歯のマニキュアの方法があります
- 着色・変色の原因によって方法を選びますので、口の中の診査が必ず必要です。
- また、医療機関とそうでないお店と取り扱える薬も違うのでご注意ください。
- Q2-たばこのヤニが気になるのですが、取れますか?
- A2-ブラッシングで除去できない着色は、専用器具を用いて除去することができます。たばこのヤニ以外に、コーヒーやお茶によるステイン、歯石なども落とすことができます。その後、研磨剤で磨くことによって艶やかに仕上げます。
- ただし、歯科の機材が使用できない方もいらっしゃるので参考にしてください。
- ①超音波スケーラーの禁忌症
- ・ペースメーカー装着者
- ・知覚過敏の歯
- ②補綴物、インプラント部の清掃
- 粗い粒子のペーストやメタルチップでの超音波スケーラーは禁忌
- ③歯面清掃器(エアーポリッシャー)
- 歯面清掃器を使用後は、粒子の細かい研磨剤で丁寧にポリッシングを行う必要がある。これを怠ると除去前よりも着色しやすくなる。
- ④外因性変色歯の原因
- たばこのヤニ、茶渋、清掃不良など
- 【バイオフィルムとは?】
- 細菌が産生した菌体外多糖中で細菌が凝集してコロニーを形成し、熟成したものです。
- 【ペリクルとは?】
- 歯のエナメル質表面に唾液中の糖タンパクなどで形成される薄い被膜です。
- Q3-クリーニングで歯の色も変えられますか?
- A3-クリーニングでは歯の表面の着色を取ることはできますが、歯自体の色調は変えることができません。
- Q4-クリーニングをするとどのくらい白さを保てますか?
- A4-日常のブラッシング状況や喫煙などの嗜好品の摂取頻度によっても異なりますので、一概にはいえないのが現状です。ずっと白い歯を維持するためには定期的に歯科医院でチェックを受けることをお勧めします。
- ☆ポイント☆
- ポリッシング時は、除去可能と予測できる細かいペーストからより細かいペーストへと研磨を行う。粗いペーストから研磨を行った場合、最後は細かいペーストで仕上げを行います。
- Q5-クリーニングしてもらったのですが、歯をもう少し白くする方法はありますか?
- A5-歯自体を白くするホワイトニングや、歯の表面にマニキュアを塗る方法もあります。ホワイトニングには、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で患者が行うホームホワイトニングがあります。
- ☆ポイント☆
- ・有髄歯(生活歯)のホワイトニング
- 歯科医院で行う漂白法:オフィスホワイトニング
- 家庭で行う漂白法:ホームホワイトニング
- ホームとオフィスの併用:デュアルホワイトニング
- ・無髄歯(失活歯)のホワイトニング
- ウォーキングブリーチ
- Q6-オフィスホワイトニングとは何ですか?
- A6-歯科医院で行うホワイトニングの方法です。歯の表面に薬剤を塗布し、光を当てて歯を白くする方法です。
- Q7-オフィスホワイトニングで使用する薬剤はどのようなものですか?
- A7-過酸化水素を成分とした製品を使っています。
- Q8-ホームホワイトニングはどのように行うのですか?
- A8-患者がご自宅で行うホワイトニングの方法です。歯科医院で作った専用のカスタムトレーの中にホワイトニング材を入れて、歯に装着して行います。
- Q9-ホームホワイトニングで使用する薬剤はどのようなものですか?
- A9-現在日本で認可されているホームホワイトニングの薬剤は、10%過酸化尿素です。
- ☆ポイント☆
- ・10%過酸化尿素とは?
- 10%過酸化尿素は口腔内で約3.6%過酸化水素と約6.4%尿素に分解されます。これはオキシドールと同程度の濃度です。
- Q10-なぜ歯が白くなるのですか?(有髄歯(生活歯)の場合)
- A10-ホワイトニングには、過酸化水素または過酸化水素を使います。これらが分解して発生するフリーラジカルが、歯の着色物質を分解して白くするといわれています。
- Q11-時間と期間はどのくらいかかりますか?
- A11-ホワイトニングは1回では効果が現れません。期間については効果の予測が難しく、個人差と満足度によっても異なります。オフィスホワイトニングの場合は、1週間に1回の来院で3回以上は行う必要があります。ホームホワイトニングは、1日2時間で2週間行うというのが日本の厚生労働省が定めた期間です。しかし、歯の変色が強い場合は、2週間では十分に効果が得られない場合があります。
- Q12-オフィスとホームの効果には差がありますか?
- A12-オフィスホワイトニングのほうが、歯科医院で高濃度の過酸化水素を使用して行うので即効性があります。ホームホワイトニングは、pHが中性に近いホワイトニング材で少しずつ白くしていくので、効果が現れるのもゆっくりです。
- Q13-ホワイトニング効果はどのくらい持続しますか。
- A13-生活習慣(嗜好品の摂取頻度など)や個人差によってもホワイトニング効果に差があります。また、患者の感じ方によっても違います。
- Q14-歯や歯肉にダメージはありませんか?
- A14-歯に対してのダメージは非常に軽微であり、唾液による再石炭化作用により回復します。歯肉には、高濃度の過酸化水素水を主成分とするオフィスホワイト二ング材を使用する場合、薬剤が歯肉に付着しないようカバーします。万が一付着した場合は、すぐに水洗することが大事です。また、ホームホワイトニングに使用する10%過酸化水素は、口腔内で約3.6%の過酸化水素と約6.4%の尿素に分解されます。これは、オキシドールとほぼ同じ濃度ですので、安全にホワイトニングが行えます。
- Q15-身体に影響はありますか?
- A15-人体への人篤な副作用は報告されていません。妊娠、授乳中の患者には、ホワイトニングを行わないほうがよいでしょう。
- Q16-痛みなど副作用はありますか?
- A16-歯がしみることがあります。健康な歯であれば、症状は一過性です。
- Q17-痛みが出た場合はどうしたらよいですか?
- A17-通常、ホワイトニングを行う間隔をあけることやフッ化物配合ジェルを塗布することで改善しますが、まずはホワイトニングを中断してご連絡ください。
- Q18-テトラサイクリン変色歯と言われていますが、効果はありますか?
- A18-テトラサイクリンによる変色が軽度の場合はホワイトニングの効果が得られると思いまれますが、ホワイトニングは予測が難しいのでじっくりご相談させて下さい。
- Q19-ホワイトニングで歯の詰め物もしろくなりますか?
- A19-歯の詰め物や被せものは、ホワイトニングを行っても白くはなりません。ホワイトニング後にご自身の歯の色と合わなくなった場合、詰め物や被せものもやりなおすことになります。
- Q20-ホワイトニングは誰にでもできますか?
- A20-歯にう蝕や亀裂がある場合や変色の原因、全身疾患などによってはホワイトニングができないこともあります。ホワイトニング前にカウンセリングを受けてください。
- Q21-ホワイトニング後のメンテナンスには何をするのですか?
- A21-クリーニングと、必要に応じて追加ホワイトニング(タッチアップホワイトニング)を行います。
- ☆ポイント☆
- ホワイトニング後のメンテナンスは、効果を持続するために大変重要です。通常1~6か月に一度の来院をご案内しています。
- Q22-海外旅行をした際にドラッグストアーでホワイトニングキットを見つけましたが、使っても大丈夫ですか?
- A22-ドラックストア―で購入できる商品のことをOTC(Over The Counter)といいますが、日本では未許可の製品で、安全性については不明な点もあります。
- Q23-神経のない歯のホワイトニングは可能ですか?
- A23-神経のない歯の場合は、ウォーキングブリーチという方法で白くすることが可能です。
- Q24-矯正治療後のホワイトニングは、いつから可能ですか?
- A24-基本的には装置が外れたら開始して問題ないといわれていますが、保定装置を使用している場合などもあるので、必ず矯正医と相談してください。
- いかがでしたか?
- ホワイトニングは薬剤を使用して行っていくので、しっかりカウンセリングを受けて
- 施術を受けてください。
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