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【虫歯リスク】日頃の飲食が大きく影響する!虫歯を回避するための知識を伝授します

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カテゴリ: 歯科コラム 虫歯・歯周病ケア

日頃の飲食が大きく影響する!虫歯を回避するための知識を伝授します

こんにちは、トリートメントコーディネーターの仲村です。今回も前回に引き続き食べ物のお話です!

習慣的な食べ物や飲み物で虫歯のリスクが変わることをご存知ですか?

本日は、お口の中を酸性にして歯の表面を溶かしてしまう食べ物のお話と再石灰化のお話です。食べ物が歯に与える影響はとても大きいため、ぜひ内容を覚えていただけたらと思います!

またこの機会に、”正しい歯のお手入れ方法”もあわせてご参考ください。

»【意外と知らない】正しい入れ歯のお手入れ方法をご存知ですか?

 

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飲食物による酸と唾液の働き

飲食物による酸と唾液の働き

みかんやオレンジ、レモンなど、柑橘系の果物の酸性が強いことは皆さんもご存知かと思います。しかし、清涼飲料水がそれ以上に柑橘系の果物よりも強い酸性飲料であることはご存知でしたでしょうか?

お口の中は通常中性に保たれており、数値で表すとPh7と表されます。

※Phとは水素イオン指数のことを指します。

Phは数値が低い程酸性で数値が高い程アルカリ性です。

例えば、コーラのイオン指数は2.2Ph、栄養ドリンクは2.9Phととても強い酸性です。コーラや栄養ドリンクなどの強い強酸の飲料に歯をつけておくと、数日で溶けてしまいます。

それと同様に、清涼飲料水や柑橘系の飲み物や食べ物を長時間口に入れていると、歯の表面が酸によって溶けだしてしまいます。

唾液は歯を守ってくれている

とはいえ、こういった非常に強い酸性の飲み物や食べ物も、普通に飲み食いするだけなら大きな問題はまず起きません。

その理由として大きく関わってくるのが唾液です。

唾液の力

唾液には、酸性を中和する力があり、歯から溶け出したリン酸やカルシウムやミネラルを修復してくれます。これを再石灰化と呼んでおり、ここ最近ではCMなどでも聞くようになりました。

ステファンカーブ

お口の中は通常中性に保たれていますが、食事やおやつ、甘い飲み物を飲食することで、プラークが発生し、そこで虫歯菌が口腔内の食べカスから糖を分解して酸をつくり出します。その酸によって口腔内のpH(水素イオン指数)は急激に低下していきます。

唾液の緩衝作用(酸性を中性に中和する力)によって、徐々にもとの中性の状態に回復します。

このpH(水素イオン指数)変化は、飲食物の炭水化物、プラーク中の虫歯菌の種類及び量、唾液の分泌速度と緩衝能(中性に中和する力の強さ)に大きく影響されます。とくにpHの回復に唾液は非常に重要な働きをしています。

虫歯とph値の関係性

虫歯とph値の関係性

口腔内においてpH(水素イオン指数)の低い状態が一時的なものであれば、唾液の緩衝能により酸性から中性に戻るため、再石灰化が起こりむし歯になることはありません。

再石灰化が完了する前に間食をしたり飲食を続けていると、口腔内ではpHの低い状態が続き、再石灰化の生じる時間がなく初期むし歯が発生してしまいます。

歯の表面は唾液に覆われていて、歯を守っている為、酸性の強い飲み物を長時間口に含みながら飲んだり、普段とは違う飲み方をしない限り大きな問題が起こることはありません。

ですが、常日頃から酸性の強いお菓子や飲み物を常に飲んでいると、歯が溶けやすくなります。

様々な飲み物のPh

 

普段気にせず飲んでいたものにこんなに酸が含まれていたんですね。

大人になってからもそうですが、お子さんの歯は大人の歯と違い柔らかく、特に虫歯になりやすいので気をつけたいですね。

虫歯のない大人になるために

虫歯のない大人になるために

虫歯のない大人になる為には、6歳臼歯を虫歯にしないことが大切です。

食べ物を噛む力を強く、しっかりと咀嚼するのに一番重要なのが6歳臼歯と言われています。ですがこの歯は、歯の中で一番虫歯にないりやすい歯でもあるのです。

この歯が一番虫歯になりやすい理由は、噛み合わせが複雑な形をしており、歯の生え始めからきちんと生えるまでに時間がかかる為です。6歳臼歯がきちんと生えるまでには、上顎で11ヶ月間程、下顎の歯は17ヶ月間もかかります。

また、生え始めの歯のエナメル質は虫歯菌の出す酸に弱く、裂孔と言われる噛み合わせの面に深い溝がある為です。

歯磨きもしにくく、硬いエナメル質が出来る前に虫歯になってしまうことがあります。

シーラント処置が有効的

歯の溝が深く虫歯になりやすいお子さんには、シーラントという処置をする場合があります。

シーラント処置は複雑で深い溝の部分を白い詰めもので埋めてあげる処置です。この処置をすることで、溝に磨き残しや食べ物が詰まったり残ったりするのを、防ぐ効果があります。

シーラントは、6歳臼歯の咬合面(噛み合わせる面)が歯ぐきから生えてきたら、プラークを丁寧に除去してそこにプラスチック樹脂の素材を流し接着させます。

外れにくく、長期間歯の溝を塞ぐことが出来る為、虫歯の予防に期待が出来ます。また、初期むし歯の進行を歯を削らずに抑える為にも使われます。

この場合には、詰めたシーラントが部分的に外れることもありますが、虫歯になりかけている深い溝がある場合には、効果的です。

詳しくは子どもの虫歯を防ぐためのシーラント処置を参考にしてみてくださいね。

 

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